Aachen 2003 - War and Peace - Faiths and Cultures in Dialogue

September 7, Sunday - Eurogress
Opening Assembly

Heinrich Mussinghoff
Bishop of Aachen, Germany

キリスト教の各宗派、世界の宗教や文化の尊敬すべき代表者の方々。

宗教、政治と文化の高名なゲストや友人の方々。

紳士淑女の皆様がた。

人間という一つの家族の最愛なる兄妹の方々。神の子供である皆様がた。

ここアーヘンにようこそおいで下さいました。

ローマのサンテジディオ共同体とアーヘン司教区は、我々の招待に、大勢の偉大なる代表者たちが答えてくれたことに喜び、また光栄に思っています。

アーヘンの司教区、町にようこそいらっしゃいました。

『戦争と平和ー諸宗教と文化の出会い』。この数日間、このテーマを中心に対話を行って行きたいと思います。我々は、みな世界の平和のために活動したいと思います。我々の世界に存在する諸宗教には、世界平和のために重要な

貢献をもたらす平和的要素や力が実在するのを確信しております。従って、我々の宗教的な確信をもとに、より効果のある、より助けになるもの、より必要なものは神に捧げる平和の祈りの他には無いと信じております。

１９８６年、法王ヨハネ・パオロ二世の主催によって、アッシジで開催された第一回『平和の祈り』のスピリッツが、今日も我々の中で燃え続けていることを願っています。

お互いの敬意、相手の身になって生まれる尊重、強まる友情の中で、お互いの話に耳を貸し、世界の数々の困難な状況に平和をもたらすためには、各宗教や文化に、いったい何が出来るのかが問われます。この『平和の集い』は、参加する我々を勇気づけてくれ、文化の出会いと諸宗教の対話への強い刺激が生まれることを願っています。ノアが、箱船から飛び立たせた平和のシンボルであるオリーブの枝をくわえたハトは、この数日間、ここアーヘンに降り立ちます。我々の上にある色とりどりの虹は、神がもたらす平和を告げてくれます。

ここアーヘンに辿り着きました。今年の『平和の集い』に、この司教区を選んで下さったサンテジディオ共同体にお礼を述べます。アーヘンは、オランダ、ベルギー、ドイツといった三角の国境の中間地点にあり、また『国境』を超える都市でもあります。アーヘンは、歴史的も、現在に至っても、ヨーロッパの中心に在ります。カール大帝は、その当時、ローマの法王や、エルサレムの総主教、ビザンチン帝国の帝王やバグダッドのカリフとの対話を行っていました。

『 Ex Oriente（エックス・オリンテ）』という展示会は、それを記念します。そこでは、イザークというユダヤ人が、ここアーヘンから、バグダッドのカリフ、ハルン・アル・ラシードの元へ行き、アブル・アバスという白い象に乗り帰って来たことを物語っています。

聖母マリアに捧げられたドームでは、中世、ドイツの王たちの戴冠が行われていました。

また、アーヘンの国際カールスプライス賞もその一つです。かれこれ５０年、ヨーロッパや世界のh鵜ぃ和に貢献した人々に送られる賞です。

その他には、各国の発展や平和のために活躍している、Misereor（ミゼレオル）、Missio（ミッシオ）、Kindermissionwerk（キンダーミッシォンウェルク）といった、慈善協会もあります。

キリスト教の各宗派、ユダヤ教徒、イスラム教徒、仏教徒、世界の宗教の尊敬すべき代表者の方々、文化や政治の代表者の皆様がたは、今日からここ数日間、平和につき語り、平和のために祈って下さい。

この『平和の集い』に参加する大勢の通訳の方やアシスタントの方、そしてはるばる来て下さった来賓の皆様方々。どうぞ、毎日の生活の中で平和のために貢献できる新たな刺激を家に持ち帰って下さい。

皆様を、心から喜んで歓迎致します。

共に平和のために祈りましょう。

『平和の集いと』『平和の祈りの』ために、ここアーヘンにようこそ。

Shalom, salama, MHR,peace, Friede. 皆様に平和を祈ります。